125タイトル

新校舎・グラウンド人工芝化計画

昨今、中学校・高等学校においても各分野におけるより専門的な施設・設備が求められるようになってまいりました。それに伴い、本学園でも教育環境のより一層の充実を図る観点から、創立125周年を迎えるにあたり、特別教室を主とした新校舎建設及びグラウンド人工芝化を記念事業の中核として行ってまいります。

新校舎建設計画
– 創造的な学びの場 –
生徒の知性をクリエイティブな知性へ高める

[新校舎名称]
白雲館はくうんかん

2026.02 竣工予定


創立125周年記念事業の一環として建設される新校舎は、生徒の知性をクリエイティブな知性へと高める創造的な学びの場をコンセプトに掲げています。生徒の幅広いキャリア設計につなげることができるよう、メイカールーム(技術室)やアトリエ(美術室)、ICTラボなど専門的な施設・設備を充実させています。

– 新校舎名称由来 –
自由な心で新たな価値を創造する

創立125周年記念事業の一環として新校舎を建設するにあたり、在校生・教職員・同窓生を対象に2023年12月8日から2024年1月13日にかけて新校舎名の公募を行いました。実に242案のご応募をいただき、厳正なる選考を経て決定した新校舎の名称、それは『白雲館』です。
禅の世界では、「白雲」とは「空高い所に去来する雲。転じて、執着のない自由無碍なことのたとえ」とされており、何ものにもとらわれない自由闊達な心を「白雲心」と呼びます。第十一代校長杉邦雄先生は、学園に奉職した頃に第六代校長安藤文英先生よりいただいた「白雲心」の書を、生涯を通じて座右の銘にされていたといいます。
新校舎のコンセプトは「生徒の知性をクリエイティブな知性へと高める創造的な学びの場」ということです。“VUCA”と呼ばれる予測困難で不確実、複雑であいまいな時代、今まで以上に新たな価値の創造が求められます。そして新たな価値は、執着や思い込みを離れた自由自在な心によって創造されます。
『白雲館』が、これからの時代を担う生徒諸君にとって、青い空を流れゆく白い雲のように自由な発想で学び新たな価値を創造する場として、またキャリア形成の一助となる場として永く親しまれる校舎となることを願っています。


第6代校長 安藤文英 先生 染筆『白雲無心』


– 新校舎概要 –

全体事業計画ProjectPlan

延床面積 1,497.54㎡
構造・階数 鉄筋コンクリート
地上4階建
建物用途 1F:メイカールーム(技術室)・駐輪場・防災倉庫
2F:面談室・グローバルルーム・アトリエ(美術室)
3F:ICTラボ
4F:多目的ホール
RF:屋上


フロア計画FloorPlan


新校舎断面イメージ図


メイカールーム(技術室)
「メイカールーム」という名称は、生徒たちが創造性と技術の融合を促進し、イノベーションの中心地となる場所を提供することを表しています。この教室に創造性と技術への情熱を持つ人々が集まり、自分のアイデアを具現化し、実際の製品やプロジェクトに昇華させる力を育むことを目指しています。

駐輪場
100台以上の駐輪スペースを備えた全天候型の駐輪場です。また、駐輪場の一角には防災倉庫を設置します。

面談室
新校舎建設に伴い、進路相談や学習相談、生活相談など様々な目的で利用される面談室が、新たに6部屋追加される予定です。既存の面談室と合わせて活用することで、より生徒の個性に寄り添った細やかな教育活動が行えるようになります。

グローバルルーム
現在の国際交流ブースの機能を完全に移行し、国際交流・短長期留学・海外大学の進学資料、英語の本、コミック、映像等を閲覧することができるようになります。また交流校の記念品の展示も予定しております。その他、ネイティブとのチャットルームや国際系イベント会場(講演会、カンファレンス、スピーチコンテスト、ディベート、オンライン英会話等)、英会話授業にも使用することを目的としております。

アトリエ(美術室)
観性館三階にある美術室を移設し、美術家や写真家などの仕事場を意味する「アトリエ」という名の美術室を整備します。生徒の「表現したい」という気持ちを十分に受け止めることができる専門性の高い教室を目指しています。

ICTラボ
現在のコンピュータ教室を移設し情報の授業をはじめ、ICT活用に関する研究や検証の場としてのスペースになります。ICTの活用によって、現代社会の言語や文化、障がい、高齢化などのさまざまな困難を、クリエイティブな発想で乗り越えることも可能になります。教室が世界と通じ、教室の壁を超えての広がりある学びを展開する拠点となります。

多目的ホール
一学年全体(260名程度)を一同に収容可能な多目的ホールです。このホールは、学年集会や学校説明会、身体表現を伴った授業など、様々な活動に対応するための施設となります。
学年全体が一度に集まることができるこのホールは、情報共有や一体感を高める場として活用されます。また、身体表現を伴った授業においては、生徒の創造性を刺激し、自己表現のスキルを向上させ、チームワークと協調性を育むフィールドとなります。

屋上
屋上には人工芝を敷き、生徒や教職員が自由に出入りできる空間として整備します。三軒茶屋駅前のキャロットタワーや新宿副都心のビル群のほか、天気のいい日には遠く富士山まで眺めることができます。

– 完成予想図 –

校舎全体外観イメージOverallAppearance


新校舎外観イメージAppearance


– 建設計画 –

工事計画表ConstructionPlan


進捗状況Progress


グラウンド人工芝化計画
– 健康的な学びの場 –
伸び伸び楽しく心身の健全な発達を促す

2024.03 竣工


周年記念事業に合わせ、本学園のグラウンドを全面人工芝に改修いたします。従来のグラウンドと比べ、雨天に伴う整備が不要となるほか、クッション層(40mm)を導入したことで転倒時の怪我のリスクを軽減しています。また、近隣住居に対して砂埃が侵入してしまうリスクも大幅に低下いたします。

– 人工芝化概要 –

全体事業計画ProjectPlan

グラウンド面積 5,245㎡
人工芝仕様 ドリームターフ(PT2065+U)
温度抑制チップ
用途 多目的グラウンド


進捗状況Progress